English | 简体中文 | 繁體中文 | 한국어 | 日本語
Monday, 15 December 2014, 16:00 HKT/SGT
Share:
    

Source: Kurion, Inc.
キュリオン、福島第一原子力発電所のタンク水処理に使用する2基目のモバイル式ストロンチウム除去装置を納入
タンク水からストロンチウムを除去する、1基目のモバイル式ストロンチウム除去装置の順調な稼働に続く

東京, 2014年12月15日 - (ACN Newswire) - 【カリフォルニア州アーバイン-2014年12月11日】放射性物質と有害廃棄物管理においてイノベーションを生み出してきたキュリオン社は、東京電力株式会社(TEPCO)との間で、2基目のキュリオン製モバイル型ストロンチウム除去装置を、福島第一原子力発電所に納入する契約を締結したことを発表しました。1基目のシステムは2014年10月上旬に現地で運転を開始し、この期間中に性能目標を上回りました。キュリオンは最近、1基目のシステムと同じ2基目のシステムの製造と試験を完了しました。2基目のシステムは、先週、日本に到着したところです。

キュリオン社の創業者であり社長を務めるジョン・レイモントは、次のように述べています。「キュリオンが福島第一原発のタンク水からストロンチウムを除去する2基目のモバイル式システムの製造・納入を受注できたのは、東京電力からの信頼の証だと誇りに思っています。1基目のモバイル処理システムが順調に稼動したことで、当社のタンクに隣接した手法が効果的であり、ストロンチウム濃度を下げることで現場の安全性が向上することが実証されました。当社がこのような高度なシステムを3カ月未満という納期でお届けできるのは、東京電力からのサポートのほか、当社の従業員と製造パートナーであるHiLine Engineering and Fabrication社の努力の賜物です。」

2014年にキュリオン社は、1基目のキュリオン製モバイル式ストロンチウム除去装置の製造契約を締結しました。このタンクに隣接するモバイル式ストロンチウム除去装置は、今までに類を見ないものであり、東京電力が現場の数多くのタンクからストロンチウム(Sr)を除去できるよう設計されています。現在、タンクには約400,000トン以上の水が含まれており、その量は1日に400トン増加しています。

10月の稼動開始以降、キュリオンのモバイル型ストロンチウム除去装置は、11,000トン以上の水を処理しました。この期間に、システムは、目標とする除染係数(DF)を上回り、ストロンチウムの99.95%以上を対象水から除去しました。

キュリオン社のCEO、ビル・ギャロは、次のように付け加えました。「キュリオンは、福島第一原発の浄化を支援する企業として東京電力に再び選ばれたことを誇りに思います。キュリオン製モバイル型ストロンチウム除去装置は順調に稼動しており、極めて複雑な廃棄物の管理における当社の能力を実証するものです。」

2基目のキュリオン製モバイル式ストロンチウム除去装置もストロンチウムを除去し、東京電力が現場での水処理を加速することを支援することを目指しています。このシステムは、福島第一原子力発電所で今週、試運転が開始され、2015年1月中旬に稼動開始する予定です。

このプロジェクトにより、キュリオン社の福島第一原発の浄化支援に対する取組みが拡大します。2011年、キュリオンは、世界的な放射性廃棄物の管理企業が構成する前例のない取り組みに参加し、史上初となる外部原子炉冷却および浄化システムを迅速に提供しました。このシステムは、3年たった今でも、与えられた任務を果たしています。同システムは、これまでに約240,000 m3 ※1(約6,300万ガロン)の水を処理し、サイトのセシウム放射能濃度の70% ※2近くを除去しました。キュリオン社のロボットチームは、原子炉格納容器内の漏れを検知するため、今年の夏に福島第一原発2号機原子炉建屋に導入された遠隔操作装置を製造しました。さらに、キュリオンは最近、経済産業省によって、福島第一原発で使用する可能性のあるキュリオン社のトリチウム除去技術の実証検証を行う企業の一つに選ばれました。

※1 セシウム吸着装置は、現在までに約240,000トンの水を処理しました
(出典: www.tepco.co.jp/en/press/corp-com/release/betu14_e/images/141203e0101.pdf )
※2 キュリオンのセシウム吸着システムは、現在までにセシウム放射能濃度の68%を除去しました
(出典: http://irid.or.jp/wp-content/uploads/2014/07/Sympo_Miyamoto_J.pdf

キュリオン社について

キュリオンは、放射性および有害廃棄物にアクセスし、分離し、安定化させ、環境中から隔離する技術ソリューションを構築しています。キュリオン社の技術およびエンジニアリング能力は、世界で最も困難な原子力および有害廃棄物サイトに対処する基盤をもたらします。キュリオンは2008年に創立され、エネルギー分野の大手投資家であるLux Capital、Firelake Capital Management、Acadia Woods Partnersの投資を受けています。キュリオン社はカリフォルニア州アーバインを拠点とし、ワシントン州リッチランド、テキサス州ヒューストン、コロラド州ラブランド、東京、英国ウォーリントンで施設を運営しています。詳細については、 www.kurion.com/jp をご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先
エデルマン・ジャパン株式会社(広報代理)船越、加藤
Tel: 03-6858-7750/7741
Fax: 03-6858-7712
Email: Sayaka.Funakoshi@edelman.com

トピック: General Announcement
Source: Kurion, Inc.

セクター: Engineering
https://www.acnnewswire.com
From the Asia Corporate News Network


Copyright © 2024 ACN Newswire. All rights reserved. A division of Asia Corporate News Network.

 

Kurion, Inc. Related News
2015年12月10日 11時00分 JST
Kurion、アイエスブイ・ジャパンと新ライセンス契約を締結し、日本におけるGeoMelt(R)ガラス固化技術の使用を拡大
2015年12月9日 11時30分 JST
キュリオンが英国の優れたロボット工学と遠隔システムの企業であるオックスフォード・テクノロジーズを買収
2015年11月26日 14時30分 JST
英国国立原子力研究所とキュリオン社が、GeoMelt(R)ガラス固化システムの最初の試運転を英国国立原子力研究所セラフィールド中央研究所での導入に先立ち完了
Nov 7, 2014 14:00 HKT/SGT
Kurion, Inc.、経済産業省からトリチウム除去技術の検証に選任される
Oct 31, 2014 11:00 HKT/SGT
岩崎洋平がKurion, Inc.の日本担当副社長に就任
More news >>
Copyright © 2024 ACN Newswire - Asia Corporate News Network
Home | About us | Services | Partners | Events | Login | Contact us | Cookies Policy | Privacy Policy | Disclaimer | Terms of Use | RSS
US: +1 214 890 4418 | China: +86 181 2376 3721 | Hong Kong: +852 8192 4922 | Singapore: +65 6549 7068 | Tokyo: +81 3 6859 8575