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ハイエンド向けディスクアレイシステムで提供する高い拡張性や運用性をミッドレンジクラスにおいて実現 |
東京, 2015年4月28日 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、ディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP)」のミッドレンジモデル5機種を新たに製品化し、本日から全世界で販売開始*1します。
新ミッドレンジモデル「VSP G800」「VSP G600」「VSP G400」「VSP G200」「VSP G100」は、昨年4月に販売開始したハイエンド向けディスクアレイシステム「VSP G1000」の高機能、高信頼を実現するストレージ基本ソフトウェアを搭載し、「VSP G1000」で提供する日立独自の先進的な仮想化機能などを利用可能とすることで、ハイエンドクラスの高い拡張性や運用性を中小規模システムにも適用可能とするストレージシステムです。加えて、データのアクセス頻度に応じたフラッシュ媒体の効率的な利用を可能とする新技術を搭載し、市場環境などの変化にも迅速に対応します。
近年、あらゆるモノがインターネットに接続されるIoT(Internet of Things)が広がる中、多様なデータを組み合わせて分析し、新たな価値創出をめざすビッグデータ利活用の取り組みが拡大しています。このような背景のもと、基盤となるストレージシステムには、ビジネスの成長や事業戦略の転換にも迅速に対応できる高い拡張性や運用性が求められています。
今回提供する新モデルは、ストレージ基本ソフトウェア「Hitachi Storage Virtualization Operating System」(以下、「SVOS」)を搭載し、「VSP G1000」で提供する先進的な仮想化機能などをミッドレンジクラスでも利用可能とすることで、高い拡張性や運用性を実現しています。ハイエンドからミッドレンジまでの全モデルに同一のストレージ基本ソフトウェアを搭載したことで、運用や管理方法を変更することなく、容易に上位機種へアップグレードすることが可能となります。これにより、新規ビジネスの立ち上げ時は下位機種を導入して初期投資を抑えつつ、ビジネスの成長にあわせ、迅速かつ容易にシステムの規模拡張や処理性能の強化を図ることが可能です。
加えて、今回新たに、アクセスが集中しているデータを高速なデータアクセスが可能なフラッシュ媒体へ即座に移動できる新技術「active flash」*2を搭載します。データのアクセス頻度に応じて、データを自動的に最適配置するため、詳細なシステム設計の必要なく、データ量の増加にあわせてフラッシュ媒体を容易に追加できるほか、市場環境の変化などにより生じる予測困難なアクセス頻度の変動にも迅速に対応します。
日立は、ハイエンド向けモデル「VSP G1000」および今回追加したミッドレンジ向けモデルなど豊富にラインアップを取り揃え、多様な顧客ニーズに対応します。今後も、拡張性や運用性に優れたストレージソリューションの開発、強化を進め、ストレージソリューションのグローバル展開を加速していきます。
新ミッドレンジモデルの特長
1.「Hitachi Storage Virtualization Operating System(SVOS)」を全機種に搭載
ストレージ基本ソフトウェア「SVOS」を、「VSP G1000」も含め「VSP」ファミリー全機種に搭載したことで、従来「VSP G1000」のみで提供していた先進的な仮想化機能などを新モデルでも利用可能とし、柔軟な機能拡張と高い運用性を実現します。
(1) 日立独自の先進的な仮想化機能の提供により、容易な機能拡張や性能向上を実現
ミッドレンジモデルとして、新たに以下の仮想化機能が利用可能となります。
1)「Hitachi Universal Volume Manager」 サーバやアプリケーションに対して、機種の異なる複数のストレージ装置に格納されているデータを、仮想的に同一のストレージ装置に格納されているデータにアクセスしているかのように見せる機能です。これにより、複数の異なるストレージが混在する環境でも一元的にデータを管理できるとともに、既存装置から「VSP」ファミリーへのアップグレードに伴うデータ移行を、業務を止めずに行うことができます。
2)「global storage virtualization」 サーバやアプリケーションに対して、複数の「VSP」ファミリーの装置を仮想的に1台のストレージ装置として見せる機能です。例えば、システムを二重化したディザスタリカバリ環境において、正副システムのストレージを仮想的に1台のストレージとして見せることができるため、障害や災害などにおける正副システム間の切り替えを高速に実施できるほか、サービス提供を継続しながら上位の「VSP」ファミリーへのアップグレードが可能です。
(2) ストレージ管理や運用方法を変更する必要なく容易に上位機種へのアップグレードが可能
同一のストレージ基本ソフトウェアを搭載しているため、上位機種へのアップグレードに伴ってストレージ管理や運用方法を変更する必要がありません。例えば、新規ビジネスの立ち上げ時は、下位機種を導入することで初期投資を抑えつつ、ビジネスの成長にあわせ、システム管理や運用を変更することなく上位機種にアップグレードし、機能や性能を強化できるなど、システム投資の最適化が可能です。
2. データ配置を即座に最適化する新技術「active flash」を搭載
アクセスが集中しているデータを即座にSSD(Solid State Drive)や日立独自開発のフラッシュモジュール「Hitachi Accelerated Flash」などのフラッシュ媒体に移動することで、データアクセスを高速化する新技術「active flash」を、今回新たに搭載します。データのアクセス頻度に応じデータが自動的に最適配置されるため、従来必要であった格納データの選別やデータ量の増加傾向の予測、増設に伴うデータ移動など詳細な事前のシステム設計が不要となり、データ量の増加にあわせてフラッシュ媒体を容易に追加できるほか、市場環境の変化などにより生じる予測困難なアクセス頻度の変動にも柔軟かつ迅速に対応します。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/04/0428.html
*1「VSP G800」については8月17日から販売開始。 *2「active flash」は、ソフトウェアパッケージ「Hitachi Data Mobility」に含まれます。
概要:株式会社 日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
お問い合わせ先 株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 ニュースリリースに関するお問い合わせフォームへ http://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/
トピック: Press release summary
Source: Hitachi, Ltd.
https://www.acnnewswire.com
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