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2015年6月29日 11時05分 JST
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Source: OKI
OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」、木村技研とNTTファシリティーズが開発した遠隔トイレ管理サービス「AQUA-Remoni(R)」に採用
OKIの主要拠点に先行導入、50%の節水効果を確認

東京, 2015年6月29日 - (JCN Newswire) - OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」は、株式会社木村技研と株式会社NTTファシリティーズが共同開発し、サービス展開している遠隔トイレ管理サービス「AQUA-Remoni(R)」に今回新たに採用されました。「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」で構内配線を無線化できるため、サービス導入にともなう設置工事の煩わしさが低減されたほか、大規模な施設においても本サービスの導入が可能となりました。また、OKIでは、本サービスを販売開始前の2014年9月から主要拠点に先行導入し、大規模導入実績と約50%の節水効果を得ることを確認しました。

OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」、木村技研とNTTファシリティーズが開発した遠隔トイレ管理サービス「AQUA-Remoni(R)」に採用

「AQUA-Remoni」は、各トイレのバルブの情報収集や遠隔制御を行い、トイレ洗浄水量のデータ管理による水道料金・電気料金の低減や、節水対策導入による不動産価値の向上、トイレ内の異常を検知して通知する機能による安全性向上などを実現します。本サービスは、施設内の各トイレの情報収集と制御をクラウドサーバーから行うIoT※1サービスです。従来、ビルや商用施設などの各フロア間や同一フロア内の離れたトイレなど、複雑に入り組んだ建物内におけるすべてのトイレをネットワーク接続するためには、有線でのサービス導入は難しいケースもありました。

木村技研とNTTファシリティーズでは、節水効果が高いと見込まれる管理対象のトイレが多い大規模な施設に対応するため、上記の課題を解決する有効な手段としてOKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」が採用されました。

今回「AQUA-Remoni」に採用されたOKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」は電波の到達性が高く、数フロアを跨いだ場所でも1対1の通信を行うことができます。また、マルチホップ無線※2の特長を活かし、1対1では直接電波が届かない場所でも周辺の他の子機や、電波状態に応じて設置した中継機を経由して通信ができます。このように、OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」を使うことで、容易に施設内のネットワークを構築することが可能です。さらに、OKIの920MHz帯※3マルチホップ無線技術は、独自の工夫により、什器の移動やレイアウト変更などにより電波状態が変化した場合でも、電波状態の良い通信経路を自動的に選択して通信を行うため、無線通信の信頼性も向上しています。

OKIでは主要拠点である2~3千人規模のOKIビジネスセンター(東京都港区)とOKIシステムセンター(埼玉県蕨市)に、2014年9月から920MHz帯マルチホップ無線を使った「AQUA-Remoni」サービスを先行導入しました。導入後にビル内のレイアウト変更もありましたがその影響もなく、無線ネットワークの柔軟性や信頼性が確認できました。さらに本来の目的である洗浄水量の適正化に成功し、導入当初から約50%の節水効果(当社比)を得ることができました。

OKIは、今後さらに拡大するIoT市場に向けて、「920MHz帯マルチホップ無線」を軸とした商品ラインアップを強化し、クラウドなどと連携したセンサーデータの収集や機器の管理・制御を行うIoT市場の多様なニーズへ対応した各種ソリューションの提供を積極的に行っていきます。

【OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」の特長】

(1) 920MHz帯の無線に対応
-無線LANなどの2.4GHz帯と比較して電波の到達距離が長く、また障害物を電波が回り込んで届く特性が高いため、通信距離を必要とする場合や、障害物が多い場所での利用が可能です。また、従来利用されてきた429MHz帯の特定小電力無線局よりも高いスループットを持ち、マルチホップシステムでの利用が可能です。

(2) 無線通信の信頼性を向上
-従来の無線機器と比べて通信の信頼性を向上させる仕組みによって、データの欠損率を大幅に低減させています。

(3) 大規模ネットワークに対応
-親機1台当たり100台の子機を収容し、最大16ホップまでの通信が可能です。ランニングコストを抑えつつ大規模・広範囲のネットワークを構築することができます。

本発表に対して、OKIの無線ユニットをご採用いただいた企業よりご賛同をいただいています。

<株式会社木村技研 様>
木村技研は、OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」の採用によって、工期の短縮化等が図れることにより、今まで以上に大規模ビルや大規模施設に対し、本サービスの適用を拡げていくことが可能となりました。今後とも更に、IoTならではのより付加価値の高いサービスへの発展を目指し、より多くのお客様へのサービス提供が実現していきたいと考えております。
株式会社木村技研
執行役員 開発部 部長 佐藤 秀

<株式会社NTTファシリティーズ 様>
NTTファシリティーズは、OKIの「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」の本サービスへの適用とOKI主要拠点への導入により期待通りの成果を実現されたことを喜ばしく思います。また、本件を契機として、今後様々な市場での成長が期待されるIoTサービス分野におけるOKIとのパートナシップを強化してまいります。
株式会社NTTファシリティーズ
理事 スマートビジネス本部 本部長 真木 勝郎

【用語解説】
※1: IoT(インターネット・オブ・シングス)
IoTとは、今までインターネットに接続されてきたパソコンやサーバーなどの情報通信機器以外のあらゆるモノ(Things)がインターネットに接続され、相互に情報をやり取りすることをいい、「モノのインターネット」と呼ばれることもあります。あらゆるモノが対象になるため、今後の市場規模が大きく拡大すると予測されています。
※2: マルチホップ無線
複数の無線装置を経由して、バケツリレーのようにデータを伝送する通信方式です。親機から直接電波が届かなくても近隣の子機を経由してネットワークに接続できるため、広いエリアの無線ネットワークを低コストで構築できます。また、電波状態の良い経路を自動的に選択して通信を行うため、一時的な電波障害に強く信頼性に優れています。
※3: 920MHz帯
日本では915.9~929.7MHzを使用する周波数帯で、2012年7月から利用可能になりました。無線LANなどで主に使われている2.4GHz帯と比較して電波到達性が高く、障害物があっても回り込んで届くため、ビルや工場など障害物の多い場所や、屋外での利用にも向いています。海外ではサブギガ帯と呼ばれ、同様の周波数帯がスマートメーターなどに広く利用されています。

概要:沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 http://www.oki.com/jp/

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部 山本
電話: 03-3501-3835
e-mail: press@oki.com

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
通信システム事業本部 スマートコミュニケーション事業部
問い合わせフォーム: https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=121j
URL: http://www.oki.com/jp/920M/

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Source: OKI

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