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処理量135トン/日の一般廃棄物焼却施設を長寿命化 |
東京, 2015年11月9日 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:土井 亨、本社:横浜市西区)は、茨城県牛久市から一般廃棄物焼却施設の基幹的設備改良工事を受注しました。稼働開始から17年目を迎えた処理量135トン/日の流動床式焼却炉※1設備を改修し、長寿命化と省エネルギー化によるCO2削減をはかります。受注額は19億3,000万円(税抜)で、完成は2020年3月(5ヵ年継続事業)を予定しています。
焼却施設がある「牛久クリーンセンター」は、三菱重工業の設計施工により1999年3月に竣工しました。処理量45トン/日の流動床式焼却炉3基および関連設備に加え、5時間当たり18トンの処理能力を持つ資源化施設(粗大ごみ処理破砕設備、びん・ペットボトル・缶の選別設備、主灰再資源化設備)で構成されています。
今回受注した「牛久クリーンセンターごみ焼却施設基幹的設備改良工事」では、老朽化した焼却施設の燃焼設備、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備、余熱利用設備、通風設備、電気設備、計装設備などを対象に既存主要機器の更新および整備を行います。機器更新においてインバータや高効率モーターを採用することなどにより省エネ化をはかり、CO2排出量を年間3%以上削減することで地球温暖化抑制にも貢献します。
近年、一般廃棄物焼却施設を長寿命化するとともに温暖化対策も施す改修・改良工事は増加傾向にあります。加えて、国が2010年度に関連する交付金支援制度※2を創設したことで、さらに活発化しています。
MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外を含めた豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく、建設から運営まで含めた総合的ソリューション提案力を強みとしています。
MHIECは、今回の受注とこれまでの実績をベースに、既存廃棄物処理施設の省エネ化や安定稼働の維持・向上、さらに維持管理費などを含めたL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進し、受注拡大をはかっていきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.mhi.co.jp/news/story/1511095703.html
※1 流動床炉は、塔状の燃焼室下部に充填した砂を、炉底部から加圧空気で吹き上げることで撹拌・流動させる炉で、流動する高温の砂により投入されたごみが短時間で撹拌されて着火・燃焼します。 ※2 環境省が所管する廃棄物処理施設の有効利用と廃棄物分野の温暖化に向けた設備の改良事業に基づき、一般廃棄物処理施設の長寿命化と温暖化対策を推進する市町村に対して、二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金(先進的設備導入推進事業)として事業費の1/2もしくは1/3が交付されます。
概要:三菱重工業株式会社
詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。
担当窓口: 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
トピック: Press release summary
Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
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