|
|
|
東京, 2016年3月14日 - (JCN Newswire) - 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社(注1)と富士通株式会社(注2)は、公益財団法人 新技術開発財団が主催する「第48回市村産業賞」(注3)において「高速100Gビット光通信用モジュールの開発と実用化」により「貢献賞」を受賞しました。
映像配信やモバイルサービスの普及により、世界的に通信トラフィックが急激に増加し、次世代大容量100Gビット光ネットワークの導入が期待されていた状況の中で、両社は、新技術の開発により、いち早く高速送受信デバイスとそれらを組み込んだ高速トランシーバーを世界最高水準の性能で量産化することに成功し、世界的なデジタル社会の発展に大きく貢献したことが評価されました。
受賞者および受賞技術
[市村産業賞 貢献賞 受賞者]
本賞は、優れた国産技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者またはグループを対象としています。なお、贈呈式は、2016年4月25日(月曜日)に帝国ホテル(東京都千代田区)にて行われます。
受賞者: 古川 博之(富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 製造統括部 製造技術部 担当部長) 岩本 昌煕(富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 製造統括部 製造技術部) 野村 進直(富士通株式会社 テクノロジ&ものづくり本部 ものづくり技術センター プロセス技術部 部長)
件名: 「高速100Gビット光通信用モジュールの開発と実用化」
[受賞技術]
今回、両社は、下記の技術を開発し、100Gビット光ネットワークを構築する上でキーコンポーネントとなる、100Gビットデジタルコヒーレント方式に対応した光変調信号を復調する受信デバイスや、光変調信号を作り出す送信デバイス、本送受信デバイスを搭載したコヒーレント光トランシーバーなどを世界最高水準の性能で量産化することに成功しました。
1.光素子直接実装技術: 光素子をPLC(Planer Lightwave Circuit)上に直接実装し、最短のワイヤボンディング長で電気的に結合することにより、高速特性と量産化を同時に実現。
2.自動組立技術: 機械学習(注4)による信頼性の高い画像認識技術と、効率的な予測調芯技術を開発し、高精度な高速組立を実現。
両社は、本光通信モジュールを世界中のシステムプロバイダーへ供給することにより、世界的な100Gビット光ネットワーク市場の拡大とデジタル社会の発展を支えています。
なお、両社は、増加し続ける通信トラフィックに対応するため、現在100Gビット超光通信モジュールの開発に取り組んでいます。今回の受賞を契機に一層の取り組み強化を推進し、今後のデジタル社会のさらなる発展に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/03/14.html
注釈 注1 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社: 代表取締役社長 國兼 達郎 本社 神奈川県川崎市。 注2 富士通株式会社: 代表取締役社長 田中 達也 本社 東京都港区。 注3 市村産業賞: 日本国の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野の進展に多大な貢献をした個人またはグループを表彰するもの。 注4 機械学習: 機械(コンピュータ)に様々なことを学習させるための方法論であり、あるタスクに対して人間が手順を事細かにプログラムするのではなく、ビッグデータからコンピュータ自身がどうすべきかを学習していくためのアルゴリズム。
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: Fujitsu Ltd
セクター: Electronics, Cloud & Enterprise, IT Individual
https://www.acnnewswire.com
From the Asia Corporate News Network
Copyright © 2024 ACN Newswire. All rights reserved. A division of Asia Corporate News Network.
|
|