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Friday, 7 November 2014, 14:00 HKT/SGT
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Source: Kurion, Inc.
Kurion, Inc.、経済産業省からトリチウム除去技術の検証に選任される
キュリオンのモジュール式トリチウム分離システムを福島での展開に向けて完成させるプロジェクト

東京, 2014年11月7日 - (ACN Newswire) - 【カリフォルニア州アーバイン、東京およびヒューストン 2014年11月3日】- 放射性物質と有害廃棄物の管理についてイノベーションを生み出してきたキュリオン社は、トリチウム分離技術について、福島第一原発における適用に関して実証をするため、経済産業省から同実証にかかる補助金対象事業の交付決定を受けたと発表しました。同社のトリチウム分離技術は、高いコストパフォーマンスに特徴があります。キュリオン社のモジュール式のトリチウム分離システムは、182件の技術情報(RFI)提供のあった中、「トリチウム分離技術検証試験事業」に承認された3つの技術のうちの1つです。キュリオンは、2011年の地震と津波によって福島第一原発が壊滅的に破壊された数週間後にセシウム吸着装置を納入し、それ以降、福島の復興に積極的に貢献してきました。今回の補助金は、キュリオン社にとって、福島の復興のための大規模な支援プロジェクトとしては、4件目となります。

キュリオンの創設者であり社長を務めるジョン・レイモントは、次のように述べています。「経済産業省からキュリオンのトリチウム分離技術の経済性を実証するために、採択されたことを大変光栄に思います。当社は、プロジェクトを監視し、技術の有効性、拡張性、経済性を実証し、福島サイトに蓄積したトリチウムを処理することを目指し、世界的に有名な専門家のチームを編成しました。実証事業は即座に開始され、キュリオン社のトリチウム分離設備で実施されます。」

Kurion, Inc.について

キュリオン社は、放射性および有害廃棄物にアクセスし、分離し、安定化させ、環境中から隔離する技術ソリューションを構築しています。キュリオンの技術およびエンジニアリング能力は、世界で最も困難な原子力および有害廃棄物サイトに対処する基盤をもたらします。キュリオンは2008年に創立され、エネルギー分野の大手投資家であるLux Capital、Firelake Capital Management、Acadia Woods Partnersの投資を受けています。キュリオン社はカリフォルニア州アーバインを拠点とし、ワシントン州リッチランド、テキサス州ヒューストン、コロラド州ラブランド、東京で施設を運営しています。詳細については、 www.kurion.com/jp をご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先
エデルマン・ジャパン株式会社(広報代理)
船越、加藤
Tel: 03-6858-7750/7741
Fax: 03-6858-7712
Email: Sayaka.Funakoshi@edelman.com

[添付資料]

Kurion, Inc.のモジュール式トリチウム分離システムについて

キュリオンのモジュール式トリチウム分離システムは、重水で実証済みの化学交換電解セル複合法に基づく特許出願中の技術です。このシステムは、トリチウム水(HTO)を水素(H2)、酸素(O2)、トリチウム(HT)に電気分解した後に、トリチウム(T)を分離することで、綺麗な水素と酸素を気体として、最後に残します。これらの綺麗な気体は、化学工業原料として再販売するか、大気中に放出するか、またはH2Oに再結合することができます。

これまで、水からトリチウムを除去する工業プロセスでは、CANDU原子炉で使用されたプロセスのように、高汚染「重水」を浄化して原子炉に戻すことに重点が置かれてきました。しかし、この技術は、軽水炉で使用するには費用がかかりすぎます。

多くのトリチウム分離技術は、低濃度のトリチウム水について、十分な除染係数(DF)を達成することについて、課題を抱えています。キュリオンは、機器についてイノベーションを起こすとともに、オペレーションの際のパラメータを適切に調整することで、この課題を解決しました。その結果、キュリオン社は、システムの目標パラメータを柔軟に変更し、顧客が求める目標値を達成できます。システムは液体廃棄物を発生しません。また、トリチウムを処分しやすい小容量になるよう濃縮します。

福島第一原発には、敷地面積の制約もあります。キュリオンの移動式システムは設置面積が小さく、要求される時間枠で水を迅速に処理して追加貯蔵要件を最小限に抑えることができます。

福島第一原発でのトリチウムの課題

現在、福島第一原発のタンクには400,000トン以上の汚染水が貯蔵され、1日に400トンの割合で増加しています。トリチウム除去プロジェクトの提案では、800,000トンのトリチウム水を処理する能力が求められました。東京電力株式会社は、貯蔵された水から汚染物質を除去するため、すでにモバイル型ストロンチウム除去装置と多核種除去設備という2種類のシステムを設置しています。

キュリオンのモバイル型ストロンチウム除去装置および多核種除去設備は水中の汚染物質を除去しますが、トリチウムを除去しません。これは、トリチウム(T)の除去は従来から難しいことによります。トリチウムは、水を構成する水素そのものの特殊な形態(H2OではなくHTO)です。汚染物質が水中で浮遊物質または溶解した状態で存在する他の放射性物質と異なり、トリチウムの場合、水分子そのものが、改質しているのです。その結果、トリチウム水は特に処理が難しく、環境中に放出されると容易に拡散します。

Topic: Press release summary
Source: Kurion, Inc.

Sectors: Design Process, Engineering
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