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2015年4月1日 15時40分 JST
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Source: Mitsubishi Corporation
三菱商事、2015年度新入社員への社長メッセージについて

東京, 2015年4月1日 - (JCN Newswire) - 本日、弊社は198名(スタッフ(総合職)166名、ビジネスサポートスタッフ(一般職)32名)の新入社員を迎え入社式を行いました。社長の小林健より新入社員に対するメッセージがありましたので、以下の通り内容をご案内申し上げます。また、2015年度の新卒採用実績は添付の通りです。併せてお知らせ申し上げます。

2015年度新卒新入社員向け小林社長メッセージ

皆さん、おはようございます。社長の小林です。

まずは入社おめでとう。本日ここに、198名の新しい仲間をお迎えできることを、大変嬉しく思う。私が社長として、こうして新入社員を迎えるのは今回で6回目になるが、毎回これほど大勢の仲間を迎えることが出来るのは、会社が持続的に成長している証であり、大変誇らしく思っている。

本日は4つのことを申し上げる。1点目は、三菱商事とはどのような会社かということ、2点目はわが社を取り巻く環境と経営戦略について、3点目は皆さんへのアドバイス、4点目はわが社が取り組む社会貢献活動について申し上げる。

【三菱商事とはどのような会社か】

私は約40年前に入社したが、会社のかたちは当時から大きく変化している。当時は「総合商社はラーメンからミサイルまで」と言われていたが、今は「LNGからコンビニまで」と言えるだろう。トレーディングから事業投資へと、時代のニーズに応じて会社のかたちを変えてきた。単にお金を投資するのではなく、事業投資先に人を派遣し、パートナーと共にビジネスを展開する。わが社はあらゆる産業にアクセスを持っているが、この基盤を活用し収益を上げ、企業価値を高めていく。将来的には皆さんが事業投資先の経営人材になれるよう、がんばってもらいたい。

わが社は90か国に約200箇所の支店・現法等を持ち、全世界で600社にのぼる事業投資先に人を派遣している。三菱商事グループで働く従業員は世界中で68000人にのぼる。

このような規模で事業展開を行う会社に皆さんは入社した、ということを自覚してもらいたい。

【会社を取り巻く環境と「経営戦略2015」】

わが社の事業を取り巻く環境は昨年来大きく変化している。まず、新興国の経済成長がやや鈍化し、世界経済を牽引するエンジンが巡航速度になってきた。一方、非在来型エネルギーであるシェールガスの登場によりアメリカが復権しており、今後、アメリカは世界経済を牽引するもう一つの大きなエンジンになるだろう。

日本経済は、安倍政権が掲げるアベノミクスによるデフレ脱却に向けた動きが続く中、原油安・円安・ゼロ金利が同時に到来するという、恐らく過去に例のない初めての状況に直面している。わが社を含めた産業界は、この状況を生かして、いかにして次の成長に繋げるのかが直近の課題になると思う。

このような外部環境を見据えながら、わが社はさらなる成長に向けて着実に動いている。2013年に策定した「経営戦略2015」では、2020年に、資源分野で持分生産量を倍増し、非資源分野では利益を倍増するという大きな目標を立てた。これは、我々はこうありたいという将来の大きなビジョンを共有したうえで、その実現に向け、今後3年間にどのように手を打つのかを考えるという、いわばFuture Pull型の戦略だ。いよいよ今年度が「経営戦略2015」の最終年度である。株主や従業員の期待に応えられる様、最大限の努力をして行く。

【新入社員に心掛けて欲しいこと】

私からの皆さんへのアドバイスとして、社会人・企業人としてどうあるべきか、或いはどうなってもらいたいかということを、3つ申し上げる。

(1) 目の前の仕事を大切にして欲しい
(2) 信頼される人間になって欲しい
(3) 三菱商事の企業文化を継承して欲しい

はじめに、目の前の仕事に一生懸命取り組んでほしい。本日の午後に配属先が発表されるが、いかなる仕事もわが社にとって不必要な仕事は無い。まずは与えられた目の前の仕事を一生懸命やり遂げる喜びを味わって欲しい。一生懸命に取り組んでいる姿は必ず他の人が見ている。それがこれから申し上げる「信頼感」を生むのである。

次に、人から信頼される人間になってほしい。これは企業人として非常に重要なことだ。「この人となら仕事をしたい」とビジネスパートナーが思ってくれて、「三菱商事に声を掛けるならこの人に」と言われるような、人から信頼される人間になってもらいたい。では、信頼を得る為にどうしたらよいか。その為には、最初に申し上げたこと、即ち、目の前の仕事に真正面から取り組むしかない。そういう姿は必ず周りの人が見ているし、仲間もサポートしてくれる。そして、きちんとやり遂げれば、おのずと信頼が生まれるものだ。信頼されれば同時に責任も出て来るが、一方で心躍るような場面に遭遇することもたくさんあるだろう。

3つ目は、三菱商事の企業文化を継承して頂きたい。わが社の企業理念である三綱領は、「所期奉公」「処事光明」「立業貿易」の三つから成り立っている。この三綱領は、三菱の四代目当主であり、旧三菱商事の初代会長でもある岩崎小彌太の訓示を基に、1934年に制定された。以来、脈々とわが社の中で受け継がれており、社員の拠りどころとなっている。

最後に、社会貢献活動について申し上げる。企業価値というのは3つの要素で構成されていると考えている。1つ目は「経済価値」、2つ目は「環境価値」、3つ目は「社会価値」。「経済価値」は、企業として経済的利益を追求するということ。「環境価値」というのは、企業として環境に配慮した経営を行うということ。そして「社会価値」とは、小さな社会的存在である会社が、それを取り巻くより大きな社会に対して貢献することだ。

具体的には、わが社は東日本大震災直後に総額100億円を拠出し、「三菱商事東日本大震災復興支援基金」を創設した。約3,700名の学生に奨学金を付与し、NPOやNGOに対する支援、更にのべ約3,600名に上るボランティアを派遣してきた。これらの支援については非常に高い評価を得ている。さらに、2012年3月には「三菱商事復興支援財団」を設立し、産業復興や雇用創出支援にも取り組んでいる。支援先も岩手から始まり、今や宮城や福島にまで広がった。今年度からは郡山に事務所を設立し、4名の社員が常駐して活動している。

皆さんも、これから折に触れて社会貢献活動を行う機会があると思うが、わが社の一員として、大いに誇りと自信を持って取り組んで頂きたい。

【最後に】

三菱商事は色々な事が出来る会社だ。皆さんの真っ白なキャンバスに、是非大きな絵を描いてほしい。故事に「年々歳々花相似たり 歳々年々 人同じからず」と言うように、皆さんも「人同じからず」である。諸君の中から将来の社長が出る事を期待したいと思う。本日は、本当におめでとう。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/html/0000027053.html

概要:三菱商事株式会社

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