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東京, 2017年9月26日 - (JCN Newswire) - NECは、1974年の販売開始以降、強化を続けてきたメインフレーム「ACOSシリーズ」の大型機の新製品「i-PX9800/A200」を本日より販売開始いたします。
新製品は、NEC独自のCPU制御技術における処理最適化により、処理性能を10％向上させるとともに、データベース制御基盤の強化により大規模オンラインシステムのスループットの向上を実現しました。また、遠隔地からACOSシステムの制御を可能とする「リモートOPS機能」(注1)を実装し運用性の向上を実現します。さらに、クラウドなどのオープンシステムとの連携を容易にする機能強化により、新たな業務やサービスの対応も可能です。
また、災害対策向けの強化の1つとしてACOSシステムを低コストで導入可能な災害対策用モデル(DRモデル)の提供を開始します。遠隔地にあるバックアップサイトへ本製品を設置することで、災害時における迅速な業務復旧を可能にします。
NECは「社会ソリューション事業」に注力しており、今後もACOSシリーズをはじめとしたITプラットフォーム基盤の強化を推進し提供することで、安全・安心・効率・公平で豊かな社会の実現に貢献していきます。
背景
昨今、ICTの飛躍的な進化に伴い、様々な事象をデジタルデータとして収集し、分析・活用することで新たな価値を創出しビジネスの成果を上げたいというニーズが高まっています。新製品はお客様システムの基幹サーバとして、SoR(注2)領域における処理性能、運用性を向上させるとともに、IoTやビッグデータ、クラウド等のSoE(注3)領域との連携をより柔軟にすることで、さらなるお客様資産の価値拡大を支援していきます。
価格および出荷開始日
製品名: i-PX9800/A200(注4)
価格(税別): 月額910万円～
出荷開始日: 2017年12月1日
特長
1. 基幹システムを支えるための着実な進化
新製品は、NEC製プロセッサ「NOAH-6」(注5)を搭載しており、今回、NEC独自のCPU制御技術における処理の最適化により、前機種比10%の処理性能向上とシステムリソースの有効活用を実現しました。また、データベース更新ログ出力処理の並行動作性を高めることによる大規模オンラインシステムでのスループット向上や、高密度実装や部品配置の最適化による設置面積最大33%の削減(注6)、さらに遠隔地からACOSシステムの制御を可能とする「リモートOPS機能」の実装などの強化を行いました。これらの強化により、業務の拡大による高負荷やシステム負荷の繁閑に対する柔軟な対応、設置コストの削減、運用性の向上を実現、基幹システムのさらなる効率的な運用が可能です。
2. SoE領域との連携を強化
ACOSシステムとクラウドシステムとの連携を可能にし、相互にアプリケーションやデータを活用した新たな業務やサービスの展開を実現する「クラウド連携ソリューション」を提供します。また、「クライアントAP自動生成機能」は、従来のWebAP生成対応に加え、新たにWPF(Windows Presentation Foundation)を使用したWindows APの生成に対応し、高度なユーザインタフェースを実現します。
3. 災害対策用の新製品・新機能を提供
災害対策用のACOSシステムを低コストで導入可能な災害対策用モデル(DRモデル)を新たに提供開始します。本製品は、業務継続に必要な機能を災害時のみ使用できる安価なモデルであり、遠隔地にあるバックアップサイトに本製品を設置することで、災害時における速やかな業務復旧を可能とします。また、仮想テープ装置からネットワークで接続されたバックアップ用ストレージに直接データを出力する機能を新たに提供し、コストとリスクを抑えた遠隔バックアップを実現します。
NEC「ACOSシリーズ」継続宣言
NECのメインフレーム「ACOSシリーズ」は、1974年に誕生し、これまでお客様とともに進化してきました。NECでは、メインフレーム開発で培ってきた独自技術を磨き、さらなる発展を目指していきます。今後も安心して「ACOSシリーズ」を利用いただけるよう、「プラットフォームの継続強化」「お客様資産の継承・価値拡大」「安心サポート」をお客様に提供し続けます。
http://jpn.nec.com/products/acosclub/charter.html
NECは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://jpn.nec.com/press/201709/20170926_01.html
(注1)OPS: オペレータステーション、操作端末
(注2)SoR(System of Record)：記録や統制のためのシステム群。
(注3)SoE(System of Engagement)：顧客との関係を強化するシステム群。
(注4)周辺装置(ストレージ、仮想テープ)を含む最小システム構成。
(注5)NOAH:NEC One chip ACOS Hardware engine
(注6)前機種「i-PX9800/A100」と新製品「i-PX9800/A200」における中央処理装置、入出力処理装置での比較。NEC調べ。
概要：日本電気株式会社（NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ビジネスクリエイション本部
E-Mail：a-club@acos.jp.nec.com
トピック: Press release summary
Source: NEC Corporation
セクター: Media & Marketing, Cloud & Enterprise
https://www.acnnewswire.com
From the Asia Corporate News Network
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