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2022年5月10日 13時00分 JST
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Source: AlixPartners
アリックスパートナーズ、EVの累計走行可能距離「e-range」を分析
機種ではBEV、市場では中国がリード

東京, 2022年5月10日 - (JCN Newswire) - グローバル・コンサルティング・ファームのアリックスパートナーズ(以下、当社)は、世界の電気自動車(EV)の累計走行可能距離e-rangeを用いた分析を実施しましたので、その結果をご報告します。EVの販売拡大と電池の大型化によりグローバルベースでe-rangeは大きく伸びています。中でもバッテリー電気自動車(BEV)が大きくシェアを拡大させています。地域別にみると、中国が市場をリードしており、北米と欧州は中国に遅れる傾向にあることが明らかになりました。

当社では2017年より主要73市場を対象にEV市場動向を分析した「AlixPartners Automotive Electrification Index」を発表しています。今回は、販売済EV全タイプ(内燃機関を持つプラグインハイブリッド車(PHEV)含む)の電気のみでの航続距離を算定したe-rangeを分析しました。このe-rangeは、企業や国のEVへの取り組みを示す指標として市場シェアよりも重要とされています。2021年は、世界の自動車市場の成長が供給不足により横ばいとなったにもかかわらず、EVの新規導入車数は前年比で2倍に拡大しており、その累計走行可能距離のe-rangeも12億マイルを突破しました。第4四半期だけで5億マイル近くの増加を記録しており、直近で販売が急拡大していることが伺えます。

電動化市場を席巻し始めたバッテリー電気自動車(BEV)

当社の最新の調査では、現在世界の電動化推進においては、他のタイプのEVと比較してBEVが果たす役割が重要であることが明らかになっています。第4四半期に販売された220万台のEVのうち、約75%がBEVであった一方で、PHEVも継続的に伸びてはいるもの3四半期連続で電動化の成長率におけるシェアは低下傾向にあり、直近では22%まで減少しています。

BEVの平均航続距離は2021年に238マイルとなり、2013年と比較して126%増加、現在のPHEVの電動航続距離の5倍以上となっています。

地域別では中国が市場をリード

地域別のe-range伸び率を比較すると、中国が継続的に他市場を上回って伸びています。欧州は2020年から2021年には低下しましたが、北米は大幅に上昇しました。日本と韓国は2020年の伸び率は低水準でしたが、2021年には99%の大幅な伸びを記録しました(図表1参照)。

中国では、2021年には新型コロナ流行前の購入トレンドにほぼ戻り、販売されたEVの合計e-rangeの伸び率は2020年の26%から123%に拡大しました。ここではクレジット規制の変更が影響しており、過去10年間実施されていた政府による購入補助金提供よりも大きな購入インセンティブとなりました。

また、欧州のBEV市場をみると、2017年以降の年平均成長率が71%と北米の47%を凌駕する驚異的な成長を遂げています。しかし、欧州のe-range伸び率は2020年に93%を記録した後、2021年には63%に鈍化しました。EVの種類別販売台数の伸びを見ると、PHEVのシェアがBEVにシフトしたことが明確で、この傾向は特に英国で顕著です。

北米では過去5年間、他市場よりもe-range伸び率は緩やかでした。しかし、新製品の導入により、e-rangeの伸び率は2020年の6%から2021年には80%に拡大しています。

中国の自動車メーカーが台頭

2021年は世界のe-rangeの半分以上が中国で販売されたEVによるものとなりました。なお、第4四半期に世界でEVを販売した上位20社のうち13社が中国に拠点を置くメーカーで、世界で販売されたBEVのほぼ半分が中国企業によって生産されています(図表2参照)。

図表1:e-rangeの地域別伸び率比較:四半期および年間
https://www.acnnewswire.com/docs/Multimedia/AlixPartners_22051.jpg

図表2:e-rangeによるOEMトップ20社
https://www.acnnewswire.com/docs/Multimedia/AlixPartners_22052.jpg

EV市場の育成には新しいプロセスやアプローチが必要

2021年には世界全体でe-rangeが97%伸びました。EVの中でも特にBEVのポテンシャルが高いことが明確となりました。例えば、中国のWulingがEVの大ヒット車となる可能性を示したように、テスラやBYD、Nio、Xpengはより幅広いセグメントで新たなデザインのBEVを提供できることを示しました。世界中でEVが普及し始めている今、自動車メーカーやサプライヤーは、100年来のプロセスやアプローチから脱却し、新しい設計・製造・販売方法を開発することが求められています。

アリックスパートナーズ 東京オフィスで自動車製造業プラクティスのリーダーを務めるマネージング・ディレクターの鈴木智之は次のように述べています。「日本においても走行可能距離が長いバッテリー電気自動車(BEV)の開発が進む一方、走行可能距離の短い軽自動車のEVなど、市場には多様なモデルを提供することも必要です。今後は幅広い市場のニーズを満たした開発が行われ、当面e-rangeは増加傾向を辿るとみています。」

アリックスパートナーズについて

1981年設立。ニューヨークに本社を構える結果重視型のグローバルコンサルティング会社。企業再生案件や緊急性が高く複雑な課題の解決支援を強みとしている。民間企業に加え、法律事務所、投資銀行、プライベートエクイティなど多岐にわたるクライアントを持つ。世界20都市に事務所を展開。日本オフィスの設立は2005年。日本語ウェブサイトは https://www.alixpartners.com/jp/

トピック: Press release summary
Source: AlixPartners

セクター: Electronics, Automotive, Environment, ESG, Alternative Energy, PE, VC & Alternatives, Digitalization
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